おとぎについて

 おとぎ話に出て来るような、森の中の小さなお家、その中に置いてある暖かみの有る家具、そんな家具が作れたら・・こんな想いから【おとぎ】と言う工房名に致しました。木の持つ面白さ味わいを大切に考え、木肌や木目を生かしながら、やわらかな曲線で仕上げ、道具としての存在だけでなく、安らぎを与えてくれる様になってくれたらと考えております。そんな物語を感じて頂ける様な家具を目指し、制作致しております。

 長野県中西部、山々に囲まれた木曽地方は、古くから木の産地として知られています。その木曽地方のほぼ中央、上松町より、家具やオルゴールなどお届けしております。標高が高く、深い森から切り出される木々は、年輪の細かな良い木で、伊勢神宮の御神木などとしても使われて来ました。そんな木曽の山の楢や胡桃の木から、家具に適した原木を選び製材し天然乾燥・人工乾燥を経て、家具の材料となります。

 制作は、主に「木組み」の技法にて作られ、木の収縮に適した形になっており、長く世代を超えてお使い頂けます。塗装は、ドイツリボス社の天然自然塗料とナチュラルワックスにて仕上げられており、ホルムアルデヒドなどの有害物質を含みませんので、健康への心配もありません。無垢の木の家具は、多少の傷や汚れがあっても、それが味わいとなって、年月を経る事であめ色に変わっていくのも魅力です。気になるほどの傷や汚れがついた時はメンテナンスも可能で、削り直しや仕上げ直しで新品の様になるのもメリットです。

 私どもは、東京で春から秋、数カ所で展示会を行っております。この展示会期間に色々なお客様にご覧頂きまして、家具のご依頼や、色々なご要望をお聞きしまして、ご注文品の制作を致しております。お客様の新たなご要望が、次の作品作りにつながっておりますので、大切な一週間となっています。是非、こんな要望の家具は出来ますか?などの、皆さんのお声をお待ちしています。

 お客様に喜んで頂けるものをお届けし、末永くサポート出来る事を願って。

木工房 おとぎ 鈴木 裕

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